
あなたはパーキンソンの法則を聞いた事がありますか?何気ない私たちの生活の中にもしっかりこの法則が当てはまっているんです。
例えば、給料日前は必ず金欠だったり、有意義な時間を無駄にダラダラ過ごしてしまう。など、改善したいとは思っているのですが、中々同じ習慣から抜け出せないでいる。
まさに私の過去を物語っているようで、あなたも同じようなご経験があるのではないでしょうか。
ただ、このパーキンソンの法則を理解し、対策を取れば必ずあなたの習慣は改善されます。
この記事では私も実証済みの対策を詳しく解説しています。
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パーキンソンの法則とは?
パーキンソンの法則は、1958年にイギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則になり、定義としては下記になります。
人間は与えられた「時間」や「お金」を全て使ってしまうという法則で、大きく分けて時間と金銭に関わる2つの法則で成っている
要は私たちは時間もお金もあればあるだけ使ってしまうということです。
ただ、これらの法則を理解し、意識的にコントロールすることによって、心理学的にも人生を豊かな方へ方向転換する事ができるようになります。
分かりやすく言うと、思考の筋トレみたいなものでしょうか。確かに今までと違う習慣を取り入れるので最初は大変ですが、あなたの意識次第で方向転換できるんです。
パーキンソンの法則 その1「時間編」
目的を明確化することで生産性をあげる
全ての人に平等に与えられている時間ですので、知識として頭に入れておいて損のない法則です。
事例として...
小学生の時の夏休みの宿題、最後の2日間で追い込んで終わらせた方は多いのではないでしょうか?
ビジネスパーソンの方でしたら、ミーティング時間。
例えば「新プロジェクトの為に2時間の打ち合わせ」というスケジュールがあった場合、タイムマネジメントをしっかりしないと、会議の内容がなんであれ2時間をフルに使ってしまいます。
私は要件だけ言ってパパっと終わらせたいタイプなのですが、上司がそうでない人はキツイですよね。
あなたの意識があなたの現実を創造する
「2時間の会議」を頭にインプットすることによって、出席者の意識が、自然と「2時間」に合わせて会議のスピードが進んでいきます。
これによって1時間で終わる内容でもダラダラ考える時間が増えたり、そこで課題が山積みになっていきます。私の場合は勉強で、これに当てはまります。
なんでも長くダラダラするより、短時間集中でコツコツする方が確実に身になりますよね。
目的を明確化することで生産性をあげる
会議だけでなく、学校の宿題、その他タスクがある際は「自分がそのタスクで達成すべきことはなにか?」を考え、要点をまとめる癖をつけると自動的に無駄なく効率的な時間を確保することができます。
あなたの仕事の量はあなたの時間設定によって変わると言うことを肝に銘じてください。
そして私達に平等に与えられた時間、その時間に対する概念を理解し、限られている時間を意識的に有効活用すれば生産性の高い生活に少しづつシフトチェンジしていくでしょう。
パーキンソンの法則 その2「お金編」
「あなたの支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」
これは先程の「仕事の量」をお金の支出に置き換えたものです。現在、日本では貯金、またはお金の管理が出来ない方が多くいると聞きます。
仕事でお給料をもらっても家賃、光熱費、携帯代、交際費などの出費が重なり、気づけば給料日まで一週間というのに金欠生活スタートといった事を多くあるかと思います。
先程も言いましたが過去の私もそうでした。
あなたはこのような散財生活を意識的にしているのでしょうか?頭では貯金した方がいいのは分かっているかとは思います。
が、ほとんどの方が無意識的にこのような生活パターンになるのではないでしょうか?
こちらにもしっかりパーキンソンの法則が作用しているんです。
先程の時間と一緒で「使えるお金がある」と認識してしまうと、どんなモノにでもお金を支払ってしまうのです。
収入に比例して支出も上がる
「100万円あったらもっと貯金できるのになー」と思っているあなたに一言!今あなたが貯金体質でなければどんなに収入が上がろうと、あなたは貯金出来ません。昔の私に言ってます...
あなたがしっかり貯金に対して「意識的」にならなければ、たとえどんなに収入があがっても、支出も比例して「自動的」に上がっていくんです。
経験ありませんか?大切なのは、あなたに内在している思い込みを変えることによって、この法則から脱することです。
では次にどのようにしてパーキンソンの法則を味方に付けるか解説します。
パーキンソンの法則を味方に付ける 「時間編」
自分で締め切りを定める
タスクの量を逆算して、適切なタイムマネジメントを行ってください。客観的に必要な時間を設定してください。
ただ、初めての経験だっり、大きな組織を相手にする際に関しては時間の見積もりの精度をしっかり見極めてみてくださいね。
なぜなら少なく見積もりすぎて、間に合わなかったり、クオリティまたは生産性が落ちる可能性があるからです。
25分に一回5分の休憩のサイクルが一番集中力が続くそうですよ。
そのタスクのゴールとは何かを見極める
あなたがそのタスクから何を得たいのか、具体的に決める事によって、色んな形でゴールに達成するアイディアが出てきます。
自分にあったやり方を見つけてみてください。
ただ無理はしないでください。最初はこのような法則があることをしっかり認識して、あなたが思う、あなたに合ったベストな方法を見つけ対策してみましょう。
そこにはあなただけの法則がしっかり働いている事に気がつくと思います。そのパターンを見つけられれば、全てに応用できます。これは無敵です。
パーキンソンの法則を味方に付ける 「お金編」
収入の10%をまず自分のための貯蓄にまわす
お金の明書「バビロンの法則」でも書かれている、「収入の10%を一番はじめに自分の為に支払う(貯蓄する)」
「普通に生活していても足りないのに、自分の為に貯金なんて回せるわけないわよ。」という声が聞こえてきそうですが...
これは経験して初めてわかる事なのですが、一番初めに自分に貯蓄するという行為は、一番に自分を愛しているという事になります。
そしてこの意識がのちのちのあなたの人生を大きく変えるきっかけになってくれるのです。
そしてこれらの貯金は一生使いません。そして、これが生涯あなたのお金になるのです。
信じるものは救われる
これは「引き寄せの法則」などでも言われていますが、「在ると言うことを心の底から信じることができる人」は心理学的にもお金には困らないのです。
ただ、どうしても貯めた貯蓄を使わなければいけない出来事も起こります。そうした場合は懲りずにまた一からスタートしてください。
私は2-3回同じ事を繰り返してきましたが、今ではようやく安定して貯蓄できるようになりました。
不安からくる貯金ではなく、「自己愛からくる貯金」
日本には貯金をする文化が根づいていますよね。これはとても素晴らしい事だと思います。ただ何事も行動が大事なのではなく、「その行動の動機が大事」になってきます。
あなたは何故貯金をしているのですか?
そこに明るい理由などあれば素晴らしいですが、だいたいの方は何か起こった時に、将来に対する不安が多いのではないでしょうか?
そうではなく、重複しますが、自分に一番最初に支払うことによって、「一番自分が大事」なんだというセルフイメージが少しづつ出来上がり、この思考パターンがあなたの人生を豊かな方向へ向かわせてくれます。
自分にあったやり方を見つけるまで続けましょう
こちらは時間編と同じです。収入の貯金額の10%以上できる方はして下さい。できない場合は10%以下でも大丈夫です。
ただ自分のやり方を見つけるまで行動して対策してくださいね。
私もこの方法を実践するようになってからなぜか自然と貯金が溜まっていき、資金繰りがスムーズに行くようになりました。
ちなみに私はどんな収入に対しても貯蓄を第一優先にしていて、友達から返ってきた2,000円に対して200円貯金などもしています!
夢は大き過ぎるくらいが丁度いい
昔、苫米地英人さんが言っていた言葉に「夢は誰もが想像できないくらい大きく、他人がそれは無理だと言ってくるくらい大きさで丁度いいと」。
私の勝手なオリジナルになるのですが、小さな夢には小さな夢が、大きな夢には大きな夢があなたの思考に比例するのではないかと思うんです。
あなたが掲げる夢がにもしっかりパーキンソンの法則が働いており、あなたの夢が小さければその地点までしか到達できません。
しかし、あなたが「世界を平和にする!」というような大きな目標を掲げれば、勝手に「世界を平和にする!」という情報があなたにインプットされ、あなたはそれを実現するための思考や行動を取ります。
その結果、自分が設定した「世界を平和にする!」という目標に到達するというわけです。
つまり、パーキンソンの法則の視点から見てみると「大きな夢を設定すれば、その夢に達するまであなたの夢は膨張する」ということです。
まとめ
パーキンソンの法則はこの地球上の自然の法則の一部なので、その法則はあなたが主体となってコントロール出来るよになります。なぜなら私たちも地球上の一部の存在ですからね。
筋トレも日数をかけて、筋肉がついてくるように、あなたの思考も日々繰り返し継続することで洗礼された思考パターンが手に入れる事ができる時がきます。
そして、それが一生あなたの大切な時間とお金を有効に使い、あなたの人生の質を高めることができること間違いなしです。
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事があなたの少しの気付きになれば幸いです。一緒に人生楽しみましょう。
応援しています。